Date
Breast Cancer Ribbon

最近の出来事

posted by:
henmi-f

4月1日(金) 

今日から新学期、3年次の学科ガイダンスや領域実習ガイダンスが始まりました。いよいよ4月11日からの領域実習に向けての準備です。3年次生は、全員元気な顔で集合できました。私自身も身が引き締まる思いの一日でした。

hr

推薦図書

posted by:
henmi-f

本学では、学長先生、教養教育委員会より、学生に対して推薦図書を紹介することを推奨されています。これまで、私が推薦した図書を以下にまとめました。

                                                                              2007年度推薦図書                                                            山崎 豊子 著                                                                      沈まぬ太陽1~5巻(新潮社)                                                         520名の乗客を乗せたジャンボ機が御巣鷹山に墜落した事故をモチーフにし、航空会社に勤務する一人の男性を主人公に、安全を忘れた組織の中で正義を貫こうと苦しむ姿が描かれています。3巻では、乗客として乗り合わせた人々が、ある日突然に生命を絶たれる恐怖、愛する人を思い浮かべながら遺書を残す状況、愛する人を失う家族の悲しみが強烈に伝わってきます。

三浦 綾子 著                                                               塩狩峠(新潮社)                                                                              明治の終わり、北海道の開拓での苦難を背景に、ブレーキ故障で停止不能となった汽車に自ら飛び込み汽車を止め、多くの乗客の命を助けたという人の「犠牲の死」についての物語で、実際をモデルに小説にしています。その時自分ならばどうしているだろうと考えさせられます。私たちは誰のために、何のために生を受けているのか、生と死についての課題をつきつけられています。塩狩峠を訪ねてみたくなります。

星野 富弘 著
愛 深き淵より(立風書房)
 作者は、頚髄損傷で首から下が麻痺しているため、筆を口にくわえ、草花をスケッチし、それに詩をつけた詩画集を多く出版しています。麻痺は、体育の教師になったばかりの時、跳び箱からの転落事故が原因です。将来に向かって歩き始めたばかりの青年が、ある日突然に自分ではまったく身動きとれない状態になり、心身ともに苦しみ荒れる毎日、障害を受け入れざるをえない心の動き、献身的な母親の看病の様子が赤裸々に表現されている自叙伝です。ちなみに、口にサインペンをくわえて字を書くようにすすめたのは看護学生で、実習の様子も述べられています。

 

2008年度推薦図書                                                            谷 美恵子 著                                                               生きがいについて(みすず書房)                                                                                                                                                                                                                               神谷恵美子さんは、長い間結核に病み、なぜ自分だけが癒り、亡くなっていく人がいるのかとずっと負い目を感じていた。大学生の時、ハンセン病の患者さんに出会い、この人達のために働きたいと医師に転向した。
 そして、長島愛生園の人達に出会い衝撃を受け、”生きがいとは”、生きがいを求める心とは”など考えるようになった。1966年初版以来、途切れることなく読み告がれている名著である。何かにつまずいた時開いてみてください。

 
城山 三郎 著
そうか、もう君はいないのか(新潮社)
 長い間、連れ添った伴侶を亡くすつらさとはどういうことなのかが切実に伝わってくる。城山三郎さんは、妻の癌がわかった時、「私は、言葉が出なかった。かわりに両腕をひろげ、その中に飛び込んできた妻を抱きしめ、大丈夫だ、大丈夫だ、私がついている」と・・・。亡くなった後、ふと話しかけようとして、我にかえり、「そうか、君はいないのか」と・・・。愛する人を大切に思う気持ちとその人を失う悲しさが胸に迫ってくる。
 
渡辺 淳一 著
遠き落日 上・下(角川書店)
 野口英世の伝記的小説である。作者も医師であることから、野口英世に興味を持ち、多くの資料や取材を通して書き上げてあり、これまでの野口英世像とはずい分異なる人物像となっている。
 野口英世がハンディを持ちながらアメリカに渡り、苦労しながら新しい病原体を発見する壮絶な研究者としての姿と、借金を重ね常識はずれの人間像が赤裸々に描かれている。息子を思う母親の手紙など胸を打つ。

2009年度推薦図書                                                            白い巨塔,山崎豊子、新潮社、2004                                                             厳密には昭和39年から40年代に膨大なる取材、資料から執筆・発刊された。誤診裁判などを取り上げ、その当時社会に大きな衝撃を与えた。財前五郎と里見脩二という2人の医師を両極端におき医師像、人間像を描いている。時代を超えた現在でもテレビドラマ化され再放送もされているのでよくご存知だと思いますが、ぜひ原作を読んで欲しい。医療について深く考えさせられ、また、財前五郎という人間像がずい分変わるはずである。

 
外科医 当麻鉄彦 孤高のメス,大鐘稔彦、幻冬舎文庫、2007
 一人の外科医を描いている。腕を磨くため世界に研修におもむいた後、市井の病院で一外科医として患者さんを治療し助けていく。しかし、生体肝移植などを行い学会から反感をもたれ孤立していく。このような医師と仕事をしてみたいと思えるような場面や患者さんが次々出てくる。術式などの描写がくわしいためもう一つの読み方ができるともいえます。
 
大人の見識,阿川弘之、新潮新書、2007
 表紙の帯に、「急ぎの用はゆっくりと、理詰めで人を責めるな、静かに過ごすことを習え・・」とあり、本屋さんで、思わず手に取りました。人生の先輩から、生き方や物事の見方について大きな気づきが得られます。

2010年度推薦図書                                                            花の詩画集 種蒔きもせず、星野 富弘、偕成社                                                    事故で首から下が麻痺した著者のことは、以前の推薦図書「愛 深き淵より」で紹介しました。口に筆をくわえ草花をスケッチし、それらに詩を添えた詩画集を多く出版しています。「鈴の鳴る道」「風の詩 かけがえのない毎日」「銀色のあしあと」等々ありますが、「種蒔きもせず」は最近出版されたものです。穏やかな色使いの花々と心温まる詩です。ぜひ1冊手に取ってみて欲しいです。きっと勇気づけられると思います。群馬県に美術館があります。訪ねてみたいです。

                                                                                                             赤い指、東野 圭吾、講談社文庫                                                     推薦図書に度々登場する作家で、これまで「容疑者Xの献身」「手紙」などが紹介されました。今回の話は、幼い少女が殺害され、住宅街の庭に置かれていました。閉じこもりの息子、息子を溺愛する母親、妻の言いなりになる夫、認知症の祖母、そして犯人を追う一人の刑事の思いなどがからみあい、家族の在り方が問われる内容になっています。テレビドラマ化されましたが、原本を読んで欲しいです。推理小説やミステリーの域を超えており、きっと考えさせられます。

 
無菌室ふたりぽっち、今田 俊、朝日新聞出版
 私は授業の中で、闘病記を読むことを勧めていますが、その1冊です。
 著者は新聞記者です。夏バテだろうと思っていたところ白血病を告知されます。同じ会社のカメラマンが同じ病気であることを知り、自分とそのカメラマンの闘病生活のことを書いています。カメラマンは治療の効なく、婚約者を残し逝ってしまいます。著者は、告知を受けた時には仕事が手につかず1人になりたく、カプセルホテルに行き大泣きします。身重の妻にどう伝えようかと苦悩する場面など赤裸々に書かれています。患者さんや家族の思いに近づくことができると思います。
hr

プロフィール

posted by:
admin

◎自己紹介

逸見英枝(へんみふさえ)です。   新見市出身 新見市在住

職位・役職

新見公立短期大学 看護学科 成人看護学教授 

新見公立大学・短期大学附属図書館長、新見市学術交流センター図書館長

担当科目

成人看護学概論

成人看護学B(単元4 開頭術を受ける患者の看護)

成人看護学C(単元1 意識障害のある患者の看護)

成人看護学E(単元1 免疫力低下・出血傾向のある患者の看護 単元2 女性生殖      器に障害のある患者の看護)

成人看護学演習

成人看護学臨地実習A 成人看護学臨地実習B

看護研究

所属学会

日本看護学会

日本がん看護学会

日本看護学教育学会

日本保健医療行動科学会

ホスピスケア研究会

 看護を学ぶ皆さんへメッセージ

授業や実習を通して、皆さんへ看護の魅力を伝えたいと思っています。

一人一人かけがえのない大切な人です。

時もまた、一日一日、一瞬一瞬かけがえのない大切な時です。

それらを大切にした看護が提供できるようになりたいと思っています。

皆さんと共に考えていきましょう。

hr